F-15K

1: そーきそばφ ★ 2013/10/11 17:18:00
韓国空軍はその主要機として、最新鋭戦闘機F15K(60機)をはじめ、F16/KF16戦闘機(164機)、F4E戦闘機(70機)、
旧式のF5E戦闘機、近年導入した早期警戒管制機E737など、作戦機約600機を保有する。

 中でも注目すべきはF15K「スラム・イーグル」だ。防空戦闘能力に加え、対地攻撃能力も持つこの戦闘爆撃機は、
航空自衛隊が保有するF15Jを上回る性能を持っているが、韓国が対峙する北朝鮮には、
F15Kで対抗しなければならない戦闘機は存在しない。

 となれば、韓国空軍のF15K導入は、北東アジアで圧倒的航空戦力を誇る日本を意識したものと考えざるを得ない。
実際、韓国空軍にF15Kが配備されるや、当時の参謀総長が自ら乗り込んで竹島上空を示威飛行した(2006年1月)。
これは韓国空軍の“本音”を物語っている。

 韓国空軍は17年から4機の空中給油機を導入する予定だ。朝鮮日報(13年8月12日)は
「空中給油機導入によって独島(竹島の韓国名)上空でF15Kなら約90分(これまでは約30分)戦える」と報じた。
軍近代化が日本を意識したものであることを隠そうともしない。

 さらに、韓国空軍は、高性能空対空ミサイルや対地攻撃用誘導弾を保有している。
レーダー追尾の中距離空対空ミサイルAMRAAMや、長射程の空対地ミサイルSALM-ERも保有し、
韓国空軍の対地攻撃能力は航空自衛隊をはるかに上回っている。

そして、最も警戒しなければならないのが韓国の巡航ミサイルや弾道ミサイルだ。韓国は09年、射程1500キロという
巡航ミサイル「玄武IIIC」を実戦配備した。北朝鮮の軍事施設や核施設が標的だが、日本の主要都市や自衛隊の
基地も攻撃できる。また、韓国は昨年、弾道ミサイルの最大射程を300キロから800キロに延ばすと発表した。
やはり日本の多くの都市が射程圏内に収まる。

 一方で、韓国空軍は深刻な問題も抱えている。KF16が頻繁に墜落事故を起こしているのだ。報道によれば、
2000年以降に墜落した韓国軍機は、KF16の7機を含む計24機。KF16の墜落事故の多くは、
エンジンの整備ミスが原因と伝えられる。最新鋭のF15Kも、整備支援体制の不備から、可動率に問題を生じているようだ。

 背景には、戦略目標や調達費用などを無視して、「豪華な戦闘機」に目が行ってしまう同国の伝統(=見えの文化)がある。
先月末にも、次期戦闘機の最終選考でF15SEが突然不採用となった。日本がステルス性能を持つF35の導入を決定しているため、
「わが国も欲しい…」と方針転換したとされる。

 結果、著しくバランスを欠く兵器体系・編成となっており、部品の調達や訓練時間の確保もままならず、故障や事故が続発しているのだろう。

 昨今の韓国政府やメディアの常軌を逸した反日姿勢を見ていると、その脅威は単に可能性の問題ではなく、
現実のものになりつつある。韓国側が、安倍晋三政権を「右翼」と呼び、防衛力整備に異議を唱えている真意はどこにあるのか。
わが国は早急に防衛体制を見直すべきだ。

 ■井上和彦(いのうえ・かずひこ) 軍事ジャーナリスト。1963年、滋賀県生まれ。法政大学卒。
軍事・安全保障・外交問題などをテーマに、テレビ番組のキャスターやコメンテーターを務める。航空自衛隊幹部学校講師、
東北大学大学院・非常勤講師。著書に「国防の真実」(双葉社)、「尖閣武力衝突」(飛鳥新社)、
「日本が戦ってくれて感謝しています-アジアが賞賛する日本とあの戦争」(産経新聞出版)など。

ソース 夕刊フジ
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20131011/frn1310110726000-n1.htm

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