■慰安婦：日本の極右政治家に召喚状送付=ソウル中央地裁　

旧日本軍の慰安婦問題を象徴する少女像に、政治的な主張を書いたくいを縛り付けたとして起訴された
日本の極右政治家・鈴木信行氏（49）に対し、韓国の裁判所が起訴状と召喚状を送付した。

ソウル中央地裁刑事1部（アン・ホボン裁判長）は16日、鈴木氏を被告人とする名誉毀損（きそん）事件の
公判で「鈴木氏が告訴状の受け取りを拒否しているため差置送達の措置をとった旨、事務官から
報告書を受け取った」と発表した。

差置送達とは、書類を送付する対象者に会えなかったり、対象者が書類の受け取りを拒否したりした場合、
民事訴訟法の規定に基づき、送付先に書類を差し置くことをいう。

地裁は鈴木氏に起訴状が送られたことが確認されれば、今月30日に初公判を行うこととした。

鈴木氏が起訴状を受け取れば、これ以上裁判に出廷しなくても、裁判所は被告人不在のまま「欠席裁判」
を行うことができる。

だが地裁は現在のところ、欠席裁判を行うか否かについては決定していない。

一方、鈴木氏は2012年6月に韓国を出国した後、再入国してはいないことが確認された。

地裁はこれまで検察に対し、鈴木氏に対する入国禁止の有無や出入国の現況を確認し、提出するよう
命じている。

鈴木氏は12年6月、ソウル市鍾路区の在韓日本大使館前に設けられた少女像に「竹島（独島）は
日本固有の領土」と書かれたくいを縛り付けたとして、昨年2月に起訴されていた。

だが、同年9月から3回にわたって公判期日を定め、召喚状を送付したにもかかわらず、鈴木氏は
1回も裁判に出廷していない。

地裁は今年1月、鈴木氏に対しあらためて公判期日を定め、召喚状を送付するとともに、日本の当局に
対しても、昨年5月に続いて司法共助を要請している。

キム・ナンヨン記者

ソース　NEWSIS／朝鮮日報日本語版
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2014/06/17/2014061700963.html

参考画像：

■　20人中10位･･･1.4%得票
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
（写真）


▲　「慰安婦少女像杭テロ」鈴木
----------------------------------------------------------------
ソウルの日本軍慰安婦少女像に『杭テロ』を行った極右派日本人の鈴木信行（47歳）が
21日、参議院選挙で落選した。

5人を選出する東京都選挙区に出馬した鈴木は右翼の有権者の心を掴むため、当初から
自分の選挙ポスターに慰安婦『少女像』を『売春婦像』と表現して、『韓日国交断絶』などを
主張した。

彼は『維新政党・新風』という政治団体の代表を自任して、2007年7月の参議院選挙に
出馬して落選した後今回の再挑戦に乗り出したが、22日の午前3時30分現在で96%の
開票が進行された中、1.4%にあたる74,058票を得票、20人の立候補者の中で10位に位置
した。こうして中位圏の成績を収めたということは、日本社会の『ウヒャンウ（右向け右）』の
雰囲気の中で、反韓感情がますます力を得ている状況と無関係ではないようだ。

彼は選挙期間の中で独島奪還、日本核武装などを公約で掲げ、「韓国に対立して戦う
政治家は私だけ」と語りながら遊説を行ったが、聴衆は選挙運動員外ほとんど居なか
った。