1: しぐれ◆MIZZLE9itk 2014/04/27(日)09:11:44 ID:5TeCXHKg6
先の日米首脳会談で中国について、安倍晋三首相が「力による現状変更の動きには明確に反対する」と牽制(けんせい)
したのに対し、オバマ米大統領は「平和的な台頭は支持している」と述べた。はからずも日米の間の対中観の食い違いが
明らかになったのだが、中国が「力」を振りかざす局面は経済停滞とともに長期化、常態化するだろう。
「えっ、中国はこの第1四半期でも7・4%もの国内総生産(GDP)の実質成長を遂げているじゃないの」と疑問を抱く読者も
おられるだろう。だが、中国で言う7%台の成長は景気の低迷を意味する。中国のGDPデータはそれほど、経済実体との
乖離(かいり)が激しい。
このことを最初に認めたのが、他ならぬ李克強首相で、首相が2007年3月、遼寧省党書記時代、訪ねてきた米国の
駐中国大使に向かって、当国のGDP統計は作為的で信頼できないとし、「重量をもとに運賃を計算する鉄道貨物量は
かなり正確にGDPと連動する」と述べた。
そこで本グラフで、まず鉄道貨物輸送量とGDPの増減率を見てみる。2008年9月の「リーマン・ショック」後、鉄道貨物
輸送量はマイナス6%だったのに、GDPデータは6・6%のプラス成長になっている。当時の中国経済を引っ張ってきた輸出が
激減したのだから、どちらのデータが現実の経済を反映するのか答えは歴然としている。
2012年以降、GDP公式統計でみる実質成長率は現在まで7%台を保っているが、鉄道貨物データのほうは12年9月から
13年6月にかけてマイナスまたは0%の成長を示したあと13年後半に回復したのはつかの間、今年3月にはマイナス3・5%に
落ち込んだ。中国の経済不振は今や、リーマン・ショック当時よりも長く厳しい。
グラフには全国不動産平均相場動向を加えた。不動産相場はおおむね、鉄道輸送量の変動を先導していることが読み
取れる。言わば中国景気の先行指標である。12年前半には急激に落ち込んだあと、昨年半ばには急速に回復したように
見えたが、後半からは再び急落し始めた。鉄道貨物輸送量もそのうしろを追うように減少している。
この関連性は中国経済特有の要因による。中国はリーマン後、北京の党中央が地方政府と国有商業銀行に指令を出して、
不動産熱をあおり立てた。不動産開発を中心にした固定資産投資は中国GDPの45%を占めるので、固定資産投資が
前年比20%増えるだけで中国のGDPは9%増える計算になる。
(全文はソースで)
msn産経ニュース: 2014.4.27 08:31
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140427/fnc14042708310001-n1.htm
http://awabi.open2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1398557504/:
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