植村隆

1: 雨宮◆3.yw7TdDMs 2015/01/09(金)19:41:42 ID:KQB
慰安婦問題の記事を書いた元朝日新聞記者の植村隆氏が1月9日、
東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開き、週刊誌記事などで「捏造」と批判されていることについて、
「私は捏造記者ではない。不当なバッシングに屈するわけにはいかない」と主張した。
植村氏はこの日、「捏造記者」と報じた文藝春秋と西岡力・東京基督教大学教授に損害賠償を求める訴えを起こした。

●冒頭スピーチ全文

みなさま、お忙しいところ、私の記者会見に来ていただきまして、ありがとうございます。
私が非常勤講師として勤めている北星学園大学にも昨日また、脅迫状が送られてきました。
匿名性に隠れた卑劣な脅迫行為は、絶対に許すことができないと思います。
去年、週刊文春の記事で、私が「捏造記者だ」というレッテル貼りをされました。
それで、まったく私の記事とは関係ない大学にまで、こうした脅迫行為がおこなわれています。

本日、週刊文春を発行する文藝春秋および、その週刊誌にコメントを発表した東京基督教大学の西岡力氏の両名を
名誉毀損の被告として、裁判を起こしました。私は私の人権、私の家族の人権、家族の友人の人権、
勤務先の北星学園大学の安全を守るために、この訴訟を起こしました。

私は24年前の大阪社会部時代に、慰安婦と名乗りでた韓国のおばあさんのつらい体験の記事を署名入りで2本書きました。
この記事が原因で、23年間ずっとバッシングを受けています。この記事で私が存在を報じたのは金学順さんという人で、
韓国でカミングアウトした第1号の慰安婦です。彼女の勇気のある証言で、慰安婦の生の証言が世界に伝わって、
たくさんの被害者が名乗り出るようなりました。そういう意味では、慰安婦問題が世界に知られるようになった証言者第1号のおばあさんでした。

1年前の週刊文春(2月6日号)の記事に、1991年8月の記事が批判的に紹介されました。
この見出しを見ていただければわかりますが、「慰安婦捏造 朝日新聞記者がお嬢様女子大学の教授に」とあります。
西岡氏はこの週刊誌のコメントで、私の記事に対して、
「強制連行があったかのように記事を書いており、捏造記事と言っても過言ではない」とコメントしています。

(私の記事では)本文2段落目に、「女性の話によると、中国東北部で生まれ、17歳のときにだまされて慰安婦にされた」と書いてます。
そこには触れないで、(西岡氏は)「強制連行があったかのように書いており、捏造」としています。これはフェアではないと思います。

この記事が原因で、私の転職先の神戸の女子大学にいやがらせのメール、電話が多数殺到しました。
そして私がいま勤務している北星学園大学にはさらに多くの抗議のメールや電話がくるようになりました。
抗議電話の一部は、インターネット上に公開されて、さらに憎悪が煽られています。

標的は大学だけではありません。私の家族、娘にまで及びました。娘の写真がインターネット上にさらされ、誹謗中傷が書き連ねられています。
たとえば、「こいつの父親のせいで、どれだけの日本人が苦労したことか。おやじが超絶反日活動で、贅沢三昧に育ったのだろう。
自殺するまで追い込むしかない」。私のパートナーは韓国人です。つまり、私の娘は父親が日本人で、母親が韓国人なのです。
娘に対してヘイトスピーチのような、コリアンを差別するようなコメントも書かれています。

週刊文春の「捏造」というレッテル貼り、そして西岡氏の言説が、結果的にこうした状況を引き起こしたのだと思います。
私は言論の場でも手記を発表して反論しています。それだけではなく、法廷でも捏造記者ではないことを認めていただこうと思っています。
私は「捏造記者」ではありません。不当なバッシングに屈するわけにはいかないのです。

http://www.bengo4.com/topics/2536/

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