レアアース

: ニライカナイφ ★ 2013/10/26 10:18:44
◆中国「資源外交」窮地 レアアース 輸出先失い業界悲鳴

レアアース(希土類)をめぐる通商紛争で世界貿易機関(WTO)が日米欧の主張に
軍配をあげたことは、中国による過去20年来の資源外交戦略の失速を意味する。

ピーク時に世界のレアアース需要の97%を供給していた中国。
最高指導者だったトウ小平は1992年当時、「中東に石油あり。中国にはレアアースあり」と語り
資源輸出に戦略性をもたせることが外交カードになる、と考えていた。

中国は3年前の尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖の中国漁船衝突事件後に事実上の
対日禁輸措置としてカードを切ったが、対中依存度の高さを反省した日本企業は
米国などレアアース調達先の多様化や使用済みレアアースのリサイクルなど
2年もたたず自助努力で中国の資源外交を切り崩した。

中国のレアアース業界関係者は「3年前は日本がレアアースほしさに政治的妥協を
急ぐと思ったが、結果は中国が最大のレアアース輸出先を失って大失敗した」と頭を抱えている。

中国の昨年のレアアース輸出量は1万6千トンと、政府が許可した3万トン余りの
輸出枠の半分程度にとどまり、関連業界は生産停止に追い込まれるなど業績が悪化した。

今年は米国の需要増に伴って輸出量は微増しているものの、国際価格の下落が続いており
輸出額は前年の半分にも満たない。

通商紛争でWTOの判断が有利に出て、外交カードにレアアースを取り戻すことに、
いちるの望みをかけてきた中国。
トウ小平の言葉も空虚な響きとなった。

産経新聞 2013年10月26日07時57分
http://news.livedoor.com/article/detail/8193525/
e813f3531c5ba7d03add427881cf58ea[1]

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