若者 離れ

1: テキサスクローバーホールド(埼玉県) 2013/10/14 00:54:28 ID:/Q1WccY+P
 しかし、若者とは摩訶不思議で捉えがたいものだ。彼らは現象的には相反
するような二つの顔をもって我々の前に登場するからである。

 一つの顔は膨張した自己である。現代の若者はよく言えば物怖じしない、悪く言えば
傲慢とも思えるような行動をとる。地下鉄の優先席を目掛けてプラットホームから突進
してくるのは、誰よりも壮健にみえる運動部所属の高校生だったり、派手な衣装に身を
包んだコンサート帰りの少女たちだったりする。彼らは自分の前に老人が苦しそうな顔
をして立っていても平然としている。殺人事件で「人を殺してみたかったから」などと
顔色を変えないで言う若者が出現したのも近年のことである。高校がほぼ全入のような
世の中になったが、高校中退者もそれに呼応して増大している。しかし、彼らは中退と
いう現実に直面してもあまり動じることなく、「自分には他に良い面があるはずだ」と
か「世の中に出れば何とかやっていける」と言ってのける。

 他方、彼らのもう一つの顔は萎縮した自己である。昔に比べて今の若者たちは夢をも
たない。大金持ちになりたいとか、社長や国会議員になりたいなどという若者は少なく
なり、現実的に将来は中小企業で働くだろうと考える人が多くなっていると聞く。さら
に、国際比較の心理学的調査でも、自尊感情や有能感といった、自信や自分への満足感
を意味する心理傾向は、日本の若者は外国の若者に比べて低い。
http://bookclub.kodansha.co.jp/magazines/hon/0603/index04.html

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